英語学習を「英語が話せるようになりたい」という目的で行う場合、一番やってはいけないのが、
「黙って勉強すること」。
- 黙ってひたすら単語帳を眺める
- 黙って参考書を読む
- 黙って問題集に取り組む
やってしまいがちですが、全てNGです。
「口に出す」ことをしない限り、英語を話せるようになるのは不可能と言えます。
では、「口に出す」効果的な勉強法とは、どんなものでしょうか?
早速見ていきましょう!
ズバリ、ここで紹介するのは
「シャドーイング」という勉強法。
短期間でも効果が出やすい上に、独学で手軽に取り組める魔法のような勉強法なんです!
シャドーイングとは?
英文を見ながら音声を流し、音声の2〜3語後に続いて同じように音読する学習法。
必要なものは、100〜200語程度の長すぎない英文とその音声のみ。
シャドーイングの効果
- 速読力
- 語彙力
- 読解力
- 発音・イントネーションの向上
- リスニング力
- 発話力
効果が山のようにありますね!
ひとまずここでは、英語でつまずきやすいとされる、リスニング力・発話力の2点についての効果を取り上げます。
〜リスニング編〜
英語が聞き取れない原因は、なんだと思いますか?
聞き取れない原因はズバリ、「ネイティブが実際にしている発音」と「日本人が思っている発音」にギャップがあるからです。
以下の3つ、ネイティブならなんと発音しますか?
“that I”、 “and I”、 “but I”
正解は、「ダライ」「エナイ」「バライ」です。
ネイティブはアルファベットをつなげて発音するため、このような発音になります。
これを日本人が知らずに、
「ザットアイ」「アンドアイ」「バットアイ」
と認識していると、いざネイティブの発音を聞いたときに聞き取れません。
シャドーイングでは、お手本の音声そのままを真似て発音するため、感覚的に「音のつながり」(リンキング)が染み付きます。
その結果、難なく聞き取れるようになるのです。
ネイティブそのままの発音を認識すると、その発音が口から出てくるようになりますよ。
発音・イントネーションの向上という効果にも納得できますね!
実際、「シャドーイングをして数週間でTOEICの得点が100点も上がった」「発音に効果を感じた」という声も多数あります。
〜発話編〜
発話でよくある悩みが、「勉強してもいざ話すときに、言葉が出てこない」というもの。
これも、シャドーイングで解決できます。
英文を覚えるくらいまでシャドーイングすると、実際に発話したときに、「シャドーイングでやったフレーズが口をついて出てくる」ようになります。
言葉が出てこない原因は、「そのときに言いたいことを口にした経験がないから」。
シャドーイングでは、多様なフレーズを「実際に口にした経験」が得られます。
その結果、リアルな英会話の場面でも言葉が出てくるように!
頭で考えるというよりも、フレーズが「体に染み付いている」イメージです。
発話の場面で、「言いたいこと」が「シャドーイングでやった文章」と結びつき、言えるようになります。
シャドーイングを続けた方の中には、「2ヶ月ほどで、全く話せなかった状態からコミュニケーションには困らないくらいに話せるようになった」という声も多くあります。
シャドーイングをする際に大切にしたい3つのこと
ここからは、シャドーイングの効果を最大化するためのポイントをお話しします。
1. お手本の発音・イントネーションをそのまま真似る
シャドーイングで一番大切なことです。
ネイティブになりきって音読するようにしましょう!
2. 毎日継続する
毎日継続しなければ、英語力は衰えます。
やる気や時間のないときは「今日は5回だけでも!」と回数を決めてやりましょう。
3. 知らない単語を見逃さない
新しく出てきた単語を放置するのはもったいないです!
読んでいて出会った新しい単語は、必ずノートに書き出しましょう。
せっかく出会った単語は、意味を理解し、使える状態にしておく。
これが語彙力・表現力・発話力の向上につながります!
シャドーイングのやり方:オススメ3選
1. 時間や回数を決めてやる
「1日5分」「1日10回」など、時間や回数を決めましょう。
終わりを決めてやることで、無理なく継続できます。
時間がないけど、とにかく続けたいときにオススメ!
2. 音声と同じくらいの速さになるまで
最も力がつく方法です。
音声なしで音読しても「お手本通りの発音と速さで」言えるようになると、教材にしている英文が十分に身についたと言えます。
自分の音声を録音して、お手本と聴き比べてみましょう!
3. タイマーでスピードを測る
音声なしで音読し、タイムを計ります。
その後シャドーイングをし、また音声なしでのタイムを計ることで効果を検証。
シャドーイングの効果が目に見えてわかり、ゲーム感覚で楽しいですよ。
例)
- シャドーイング前音読 2:00
- シャドーイング1回目 1:35
- 5回練習後 1:15
- 10回練習後 1:05
今回は、
独学でも手軽に効果を出せる勉強法「シャドーイング」について、効果や大切にしたい3つのこと、オススメのやり方をご紹介しました。
シャドーイングを毎日続ければ、みるみる英語が聞き取れるようになり、さらには日本語英語の脱出、英語ペラペラの夢も叶うようになりますよ。
効果抜群のシャドーイング、ぜひやってみてください!
シャドーイング教材に悩むみなさんへ
シャドーイングに関して、「良い教材が見つからない」「やってみたけど音声についていけない」という皆さんは、maho shadowing clubがオススメ!
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